岐阜県商工会連合会

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事業者・創業者の皆様へ

飲食部門の強化に向けた支援

事業内容

酒製造業・飲食業

従業員

6〜10名

支援分野

  • 販路開拓
  • 事業承継
  • IT化
  • BCP
  • 設備投資
  • 資金繰り
  • 創業
  • その他

強み・特長

蔵の所在地は室町時代から昭和10年頃まで飛騨川の湊町として繁栄した川辺町に位置し、幹線道路からは見えない静かな場所に佇む歴史ある隠れ家的な建物の作り酒屋です。
最近では、川辺町は「岐阜のグランドキャニオン」と人気であり、登山入口にある当店にもお土産や食事等を求めて登山客や若い人が立ち寄っていただけるようになってきました。
また、食を通じて日本酒の普及を図っていきたいとのことから、奥様が自宅を改装し令和5年4月に古民家カフェをオープンしました。

相談内容・課題

登山客が増加したことで、山の麓にある当店を利用してくださるお客様も増加しましたが、酒蔵についてはお酒の試飲やお土産販売は可能ですが、登山客がゆったり休憩や食事を楽しんでいただけるスペースがなく、お客様のニーズに応えきれていないのが現状です。
また、古民家カフェもオープン間もないため認知度が低く、カフェの前を通り過ぎてしまうお客様が多いです。インスタにて情報発信をしていますが、インスタ映えするような魅力的な商品のPRもし切れていない状態です。

支援内容・活用した支援メニュー

①持続化補助金の活用
蔵の改装と飲食部門設立。蔵の一部を改装し登山客が落ち着いてくつろいでいただく空間を提供しました。また、テイクアウト可能なお惣菜や日替わりランチ、地産地消にこだわった手作りの弁当を提供し、新規顧客の獲得やファンづくりに取り組みました。
②専門家派遣制度(エキスパートバンク)
古民家カフェに関して飲食店の経験が乏しいことから、メニューの見直しやおしゃれな盛り付け方について支援しました。デザートについては同じ食材で4種類の盛り付け方を実演していただき、スタッフが手軽に作成することができ魅力的な商品へと変身する手法を習得しました。
③店舗賃貸契約の解消
奥様が他町で経営していた小売店舗について閉店をしましたが、敷金礼金など契約書の内容について不安があるため確認してほしいとの依頼がありました。県連支援室の専門経営指導員とともに内容を確認し、トラブルなく対応できるよう支援しました。
④情報提供
酒類事業者が国内外の新市場を開拓するための補助金「フロンティア補助金」。県職協主張発表大会の事例紹介や事業再構築補助金、事業可能性評価申請企業募集について等、情報提供を行いました。

成果・改善効果など

テレビ局からの取材依頼
テレビ東京「所さんの学校では教えてくれないそこんトコロ」が取材依頼があり酒蔵と古民家カフェを紹介され、専門家派遣事業にて習得した手法を活かし、ファンづくりをすることができました。

事業者の声

日頃より商工会さんには色々とお世話になっておりましたが、今回、支援事業について特段のご協力をいただきまして大変成果を上げることができました。エキスパートバンク派遣事業は特に実用的で参考になりました。また、他の相談内容、課題についてもわかりやすく丁寧に応対していただきありがとうございました。