顧客アンケート結果から戦略策定
顧客アンケート結果から戦略策定
事業内容
和洋菓子製造販売
従業員
0〜5名
支援分野
- 販路開拓
- 事業承継
- IT化
- BCP
- 設備投資
- 資金繰り
- 創業
- その他

強み・特長
現代表の祖父が昭和8年に創業し現在に至る当地域でも、最も業歴の古い老舗菓子店。今では下呂温泉の定番土産となっている「栃の実せんべい」は創業者が下呂地域の菓子職人に作り方を教えるなど、当店が元祖である。
平成11年に現代表が当時洋菓子店に勤めていた妻と結婚したことから、現在は和菓子だけでなく、洋菓子も扱っている。主な販路は地域消費者への小売と、下呂温泉の旅館への販売が主で割合は7:3
平成11年に現代表が当時洋菓子店に勤めていた妻と結婚したことから、現在は和菓子だけでなく、洋菓子も扱っている。主な販路は地域消費者への小売と、下呂温泉の旅館への販売が主で割合は7:3
相談内容・課題
元祖である栃の実せんべいの他に、当社の看板にもなっている「だちかんよ」に加えて、いちご大福、ロールケーキなどの洋菓子を販売する中で、栃の実せんべいや「だちかんよ」の売れ行きが悪い一方、いちご大福が人気商品となり冬から秋にかけて売上を伸ばすなど、商品や季節によって、売り上げに差が発生している。
特に、看板にもなっている「だちかんよ」や栃の実せんべいの売れ行きが悪いことは問題であり、原因を明らかにして改善することで、定番商品として成長させる必要がある。
特に、看板にもなっている「だちかんよ」や栃の実せんべいの売れ行きが悪いことは問題であり、原因を明らかにして改善することで、定番商品として成長させる必要がある。
支援内容・活用した支援メニュー
主力となるべき商品が売れない要因と、現在当店を利用していただいてる要因を調査することで、売れ行きの悪い商品の改善と今後の更なる成長に向けた材料とするため、毎週金曜日に商工会が開催している「天領朝市」の機会を利用して来店客アンケートを実施した。
調査票には、利用頻度、来店理由、購入商品を消費シーン、品ぞろえや、品質・価格価格に対する評価を盛り込んだ。加えて、代表と商工会共通の仮説として、現在売れ行きが悪い商品は、「当店が取り扱っていることを知らないのではないか?(販促に課題がある)」を基に「よく購入する商品」と「知らない商品」を調査項目とした。
来店客に直接声をかけての聞き取りやGoogleフォームを活用したWEB回答により、広域支援室の支援も受けながら57件のサンプルを獲得し、数値・データ化することができた。
調査票には、利用頻度、来店理由、購入商品を消費シーン、品ぞろえや、品質・価格価格に対する評価を盛り込んだ。加えて、代表と商工会共通の仮説として、現在売れ行きが悪い商品は、「当店が取り扱っていることを知らないのではないか?(販促に課題がある)」を基に「よく購入する商品」と「知らない商品」を調査項目とした。
来店客に直接声をかけての聞き取りやGoogleフォームを活用したWEB回答により、広域支援室の支援も受けながら57件のサンプルを獲得し、数値・データ化することができた。
成果・改善効果など
【成果1:仮説(認識)の検証ができたこと】
仮説の1つとして、売れ行きが悪い商品は「知られていない」について、調査の結果、半数以上が知らないと回答しており、店外販促強化に向けた課題を見出すことが出来た。 また、消費シーンとして贈答用として購入されるとの仮説を立てていたが、家庭内で普通に消費すると回答する割合が半数を占め、顧客との認識のギャップを把握することができた。
【成果2:調査結果を基に短期的な取組と長期的な戦略を示すことができたこと】
調査結果から、当店の顧客の多くは以前から利用して頂いている固定客で、長年通っていただけるのは、明るく気さくで馴染みやすい店主や積極的な声掛けがあることや、アイデアをカタチにして商品化へ行動する積極性が長所であると認識できた。この長所を活かして商品を投入する戦略が考えられるが、これを長期的な取組として、売り方の工夫で売上回復が見込める既存商品へのテコ入れを優先事項として提案することができた
仮説の1つとして、売れ行きが悪い商品は「知られていない」について、調査の結果、半数以上が知らないと回答しており、店外販促強化に向けた課題を見出すことが出来た。 また、消費シーンとして贈答用として購入されるとの仮説を立てていたが、家庭内で普通に消費すると回答する割合が半数を占め、顧客との認識のギャップを把握することができた。
【成果2:調査結果を基に短期的な取組と長期的な戦略を示すことができたこと】
調査結果から、当店の顧客の多くは以前から利用して頂いている固定客で、長年通っていただけるのは、明るく気さくで馴染みやすい店主や積極的な声掛けがあることや、アイデアをカタチにして商品化へ行動する積極性が長所であると認識できた。この長所を活かして商品を投入する戦略が考えられるが、これを長期的な取組として、売り方の工夫で売上回復が見込める既存商品へのテコ入れを優先事項として提案することができた
事業者の声
今回実施した来店客アンケートでは、私たちの認識とあっていることや、ギャップがあることなどを検証することができて、単純集計結果を見ているだけでも面白い。
丁寧な調査と分析をしてもらってほんとにうれしい。この内容を基にもっと良いお店作りを続けたいと思った。
丁寧な調査と分析をしてもらってほんとにうれしい。この内容を基にもっと良いお店作りを続けたいと思った。