年末調整事務の支援について
2023.12.11
年末調整について今一度確認
年末調整は給与を支払っている従業員（専従者含む）さんの最終的な年税額を計算し清算する手続きの事です。 通常、従業員さんへ給与や賞与を支給する際、源泉所得税を控除しており、預かった所得税は翌月１０日（従業員１０人未満の納期特例事業者は６カ月分を７月１０日と１月２０日）までに、税務署へ納付しなければなりません。しかし、この納付額の合計と年税額が一致しないのがほとんどです。それは、「扶養する家族に異動があった」、「生命保険料や地震保険料などの所得控除がある」といった給与支払い時には考慮できない要因があるからです。つまり、給与や賞与を支払う際に控除する源泉所得税の合計額と所得確定後の所得税額の差額を精算する手続きが年末調整です。
※年末調整を行わない従業員（他に給与所得や事業所得等があり確定申告を行う従業員等）についても１年分の収入額と源泉所得税額を計算して、源泉所得税の納付、源泉徴収票の発行、税務署や市役所といった行政機関へ法定調書の提出は必須です。
商工会では例年通り年末調整、源泉所得税の納付、法定調書の作成提出事務についての支援をさせて頂きます。期限が近くなりますと大変混雑しますので、お早めにご来会下さい。また、所得、年税額の計算には各種控除証明書等が必要ですので、お忘れないようご準備ください。
源泉所得税納付期限 （原則）令和6年１月１０日（水）
（納期特例届出事業者）１月２２日（月）※通常は１月２０日ですが、今回は土曜日の為
年末調整事務にご準備頂くもの
（１）納付書、法定調書合計表、源泉徴収票、過去の源泉所得税の領収書
※納付書は税務署から送付されたもの（整理番号、お名前等が印字されている）しか使用できません。納付書が無い方は税務署へお問い合わせ頂くか商工会へお電話ください。ただし、納付書の発行には時間を要することがあり、納付期限に間に合わないこともありますので、お早めにご確認ください
（２）各種証明書
生命保険、個人年金、介護保険料、地震保険、建更等証明書
（３）給与所得者の保険料控除申告書
（４）給与所得者の扶養控除等（異動）申告書
（５）給与所得者の配偶者控除等申告書
（６）所得税源泉徴収簿
（７）マイナンバーが確認できるもの
給与支払報告書の提出について（下呂市税務課提出）
年末調整事務について、下呂市税務課に給与支払報告書を提出していただいてますが、今一度下記事項について確認し、期日までに必ず提出してください
（１）１月から１２月に給与支払いをしたすべての従業員さんが対象です（金額に関係なく）
（２）提出期限 令和６年１月１８日（木）
（３）提出物
①給与支払報告書 事業所全体の個人別明細書をまとめる表紙
②給与支払報告書（個人別明細書） 給与の支払いを受ける者１人につき１枚提出
③仕切紙 対象者の徴収方法（特別徴収/普通徴収）判別の仕切り