手作業から機械化へ設備導入によって労働生産性UP
手作業から機械化へ設備導入によって労働生産性UP
事業内容
水栓バルブ生産に用いる『中子』の製造加工業
従業員
6〜10名
支援分野
- 販路開拓
- 事業承継
- IT化
- BCP
- 設備投資
- 資金繰り
- 創業
- その他

強み・特長
事業者は「水栓バルブ発祥の地」山県市を拠点とする、水栓バルブ生産用『中子』の製造業者。中子とは、水栓の空洞部分を作るために、金属の鋳造時に用いる砂型を指し、バルブの生産には必須の事業となっている。
代表者の大手水栓メーカーでの勤務経験を強みとし、他社では取扱できない複雑な形状の中子も作成できることが事業者の特長。
代表者の大手水栓メーカーでの勤務経験を強みとし、他社では取扱できない複雑な形状の中子も作成できることが事業者の特長。
相談内容・課題
課題は人手不足。バルブは形状が複雑化しており、仕上げの工程(バリ取り)にはどうしても人と時間が必要となっていた。また、ベテラン工員の高齢化もあり、長期的にみるとこのままでは人手不足に陥ることを事業者も懸念していた。
ただ、代表者自身も現場作業に忙しく、なかなか改善に向けて動き出すことができていなかった。そんな中、メーカーから新しい機械の情報があり、導入に向けて活用できる制度や資金繰りまでを一貫してサポートしてほしいと相談があった。
ただ、代表者自身も現場作業に忙しく、なかなか改善に向けて動き出すことができていなかった。そんな中、メーカーから新しい機械の情報があり、導入に向けて活用できる制度や資金繰りまでを一貫してサポートしてほしいと相談があった。
支援内容・活用した支援メニュー
①中子生産用のバリ取り機械導入(山県市中小企業等活性化補助金の活用)
手作業で行っていた「バリ取り(=焼成後の製品の余分な箇所を取る作業)」を自動化するため、新規機械を導入。製品ごとのサポート治具も併せて作成した。
②バリ取り用CADシステム構築(小規模事業者持続化補助金の活用)
上記バリ取り機械を用いて、仕上げ工程を自動化するためにCAD・CAMシステムを構築。また、自社HPにも機械化の取組をアップロードすることで、労働環境の向上をアピール。
③設備資金支援(マル経融資の活用)
これらの設備導入資金を公庫マル経融資制度を活用して調達。
手作業で行っていた「バリ取り(=焼成後の製品の余分な箇所を取る作業)」を自動化するため、新規機械を導入。製品ごとのサポート治具も併せて作成した。
②バリ取り用CADシステム構築(小規模事業者持続化補助金の活用)
上記バリ取り機械を用いて、仕上げ工程を自動化するためにCAD・CAMシステムを構築。また、自社HPにも機械化の取組をアップロードすることで、労働環境の向上をアピール。
③設備資金支援(マル経融資の活用)
これらの設備導入資金を公庫マル経融資制度を活用して調達。
成果・改善効果など
①機械導入による労働生産性UP
バリ取り機械を稼働させることで、仕上げ工程に割く人員が減少し、より複雑で小ロットな中子の仕上げ作業に、人員を集約することが可能となった。=機械と人力を組み合わせることで生産性が向上した。
②労働環境の改善と新規雇用の獲得
今回の設備導入により、中長時間に渡る立ち仕事から作業内容を改善することができた。また、機械の稼働によって繁忙期と閑散期における受注量の増減にも対応できるようになり、従業員の労働時間を平準化する等、労働環境も大きく改善した。
自社の採用HPにも労働環境を謳うことで、今年度2名の新規労働者を獲得。また、設備導入前と比較して全従業員平均30円/時間の賃上げにも着手することができた。
バリ取り機械を稼働させることで、仕上げ工程に割く人員が減少し、より複雑で小ロットな中子の仕上げ作業に、人員を集約することが可能となった。=機械と人力を組み合わせることで生産性が向上した。
②労働環境の改善と新規雇用の獲得
今回の設備導入により、中長時間に渡る立ち仕事から作業内容を改善することができた。また、機械の稼働によって繁忙期と閑散期における受注量の増減にも対応できるようになり、従業員の労働時間を平準化する等、労働環境も大きく改善した。
自社の採用HPにも労働環境を謳うことで、今年度2名の新規労働者を獲得。また、設備導入前と比較して全従業員平均30円/時間の賃上げにも着手することができた。
事業者の声
商工会で設備導入の事業計画策定から資金繰り支援までトータルでサポートして頂き、とても助かりました。私たちの地区の製造業は、原材料や電気料金等の高騰により、引き続き厳しい経営状況にありますが、これからも高品質なものづくりを続けていけるよう、従業員と共に頑張ってまいります。