新着情報
建築業から農業へ新たなチャレンジ
相談者
株式会社クレドホーム
【代 表】若林 郷美
【設 立】平成22年
【従 業 員】7名
【事業内容】建設業
【強み・特徴】
当社は建築業には珍しくスタッフ全員が女性で構成されている。住宅建築だけでなくDIY教室や暮らしに役立つ講座、ワークショップの他、併設の雑貨店、キッチン貸出も行っており、非常に親しみやすい建築業者となっている。
建築材や材料に含まれる化学物質やアレルゲンに対する高い知識とともに、建築見地からの実現性と女性目線からのアドバイスも、住宅購入者に大変高い評価を頂いている。

相談内容
新型コロナウイルスの影響により接客業務をオンライン化することが推奨されたが、当社では対面接客でなければ、お客様との打ち合わせ、土地の案内・物件確認ができない状況であり、売上が減少傾向にあった。
この状況を改善するため、既存の建築業を柱としつつ、スタッフが得た農業の知識を活かした農業部門を起ち上げたい。
サポート内容
①ビジネスモデルの構築
田畑の土壌改良を行い、自然農法栽培による作物の生産・販売を検討しており、土壌改良材として「竹パウダー」を導入した。竹パウダーは、荒れ果てた竹林整備の委託事業で排出される伐採竹を活用するビジネスモデルを構築した。
②設備導入と資金計画・販売促進
竹林整備で排出される伐採竹を「竹パウダー」に加工するための粉砕機の導入と、販売促進としてチラシ制作や活用例を掲載したホームページを開設するための資金手当てとして岐阜県版小規模事業者持続化補助金を活用した。
サポート成果
①異業種からの農業進出
当社は、建築業でありながら女性を多く起用することで、他社とは違う着眼点を持ち、食に関わる農業に新しい活路を見出した。竹林委整備で排出される自然分解されにくい伐採竹を単なる委託事業から、収益を生む事業へビジネス展開することができた。また、補助金を活用することで、資金負担を軽減しながら設備導入が実現できました。
②販路開拓
外出自粛による家庭菜園が人気となり自然由来の土壌改良材は注目を集め、購入者からの評価も好調。
今後もホームページや当社が開催するイベント等を通じ販路拡大につなげていきたい。
<事業者様からの声>
異業種進出というチャレンジをするにあたり、設備投資に係る資金について不安がありました。今回、当社が行う新たなチャレンジにマッチする補助金公募がある旨の情報提供と支援が、農業部門立上げの大きな後押しになりました。
今後竹パウダーのカタログ作成・配布やイベント等を通じ、多くの方に竹パウダーの効果を知っていただき売上拡大を図るとともに、竹林整備事業の受注にもつなげていきたいと考えています。