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既存飲食店と隣接する旅館を活用した新たなビジネスモデルの構築

相談者

Resort Restaurant + Tapas Bar 桜

【代表】GROEPPER ERWIN(グラッパー エルウィン)氏
【設立】平成29年 【従業員】1名 【事業内容】飲食店
【強み・特徴】
 ヨーロッパ・中東・アジア等約15カ国でシェフとして培ってきたノウハウや技術を活かし、看板メニューに、スペアリブとフルーツティーを掲げ、多くのファンを集め、度々有名タレント起用のマスコミ(TV)等の取材も受けるなど、春日井市で順調な事業展開を図ってきた。そんな中、観光で訪れた下呂温泉の地に惹かれ、平成29年10月に下呂温泉にて創業。スペアリブを中心に、飛騨牛や異色のラムチョップ等のメイン料理に加え、世界各国のタパスの数々を提供。下呂温泉には無いメニューと、自然を満喫できるパノラマビューなどアットホームな雰囲気が強みとなっている。

相談内容

【相談内容】 
 創業時から支援に携わり、順調な事業展開を図っていたが、隣接する旅館(今回承継した物件)が、平成29年秋に閉鎖。さらに平成31年5月上旬には、その先隣りとなる旅館も廃業といった状況が発生。近隣旅館の閉鎖による当飲食店への顧客の減少・地域の衰退等が懸念される中、隣接する旅館とのM&Aにより、当飲食店と旅館それぞれの強みを活かした新たなビジネスモデルの構築に向け事業展開を検討しているとの相談を受け支援がスタート。
【相談当時の課題】
①隣接する旅館を活用したビジネスモデルの構築
②M&Aに向けた隣接する企業との条件交渉
③現実性を踏まえた資金計画の検討

サポート内容

①ビジネスモデルの構築
 下呂温泉を訪れる外国人観光客をターゲットに、B&Bスタイルでのサービスの提供を行う。外国人ニーズに対応すべく、個室温泉設備とリーズナブルなドミトリーを取り入れ、食事は好みに応じて、当社既存飲食店や斡旋する地域飲食店で提供。飲食店と旅館の強みや特徴を活かし、地域活性化や景観改善も期待できるビジネスモデルを構築。

②M&Aに向けた相手企業との条件交渉
 旅館部門の事業譲渡による契約交渉の内容検討を実施し、両社納得の条件でのM&A実施に向け支援を行い、譲渡契約書については弁護士に依頼して作成。

③資金計画の検討(事業承継補助金の活用) 
 M&Aによる具体的なビジネスモデルが構築できたことで、必要な資金について金融機関担当者を交えて検討を実施。さらに資金手当てに向け事業承継補助金申請支援を実施。

④事業承継後におけるフォローアップ支援(持続化補助金の活用)
 M&Aによる事業承継により開始された新規事業と、既存の飲食店事業の集客を図るための取り組みとして、ホームページの開設、オープンチラシによるPRなど、持続化補助金を活用し、集客増加に向けた販売促進支援を実施。

サポート成果

①M&Aによる事業承継の実現とビジネスプランの構築  
 M&Aというハードルが高い事業承継にチャレンジし、相手企業との譲渡内容及び交渉におけるサポートや、新たなビジネスプランの構築により、円滑に事業承継を実現することができた。また、資金面においても、金融機関担当者との連携や事業承継補助金の活用により効率的な資金調達が図れた。

②観光地下呂温泉における景観改善と地域活性化への寄与
 近隣旅館の相次ぐ廃業により悪化していた景観の改善や、地域飲食店との連携サービスの構築など、「下呂温泉を活性化させたい」という事業者の想い実現に向けた第1歩を踏み出してもらうことができた。

【事業者の声】
 M&Aという大きなチャレンジを決意し事業計画の策定から資金調達まで、何度も何度も相談に応じていただいたことで、無事M&Aを実現することができ、大変嬉しく思っています。自分一人の力では、ここまで来ることはできなかったし、本当に感謝しています。今後とも、支援いただきますようお願いいたします。