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独自製法米麹の高酵素を活かす甘酒の新商品開発

相談者

北原こうじ店

【代表】北原 正美氏 【後継者】北原 丈士氏

【創業】明治40年~ 【従業員】2名

【強み・特長】

米麹の熟成工程において独自製法を確立し、一般的な米麹と比べ酵素量が多い点が特長である。近年は、健康ブームによって麹の持つ栄養素に注目が集まり、需要が増加傾向にある中で、後継者を中心に新商品開発・販路開拓に積極的に取り組んでいる。

独自の製法で米麹を製造

相談内容

相談内容発酵食品の拡大に伴う新商品開発を検討

H31年2月に中津川北商工会で開催した『東濃地区バイヤーニーズ商談会』への参加が契機。米麹も取引成立に繋がったが、商談の中で、試作中の甘酒の話題をだすと、多数のバイヤーが「完成したら是非取引させてほしい。」といった要望が多かった。そこに後継者が商機を感じ、商品化に向けて支援が開始された。

課題独自製法米麹の良さを活かす甘酒の実現と量産体制の確立

①高い酵素がデンプンと均一的に結合するための製造プロセスの確立

最大の問題は米麹の高酵素を損なうことなくデンプンと均一に結合させるところにある。原因を分析したところ、現状の手作業では攪拌の回数・時間にムラが生じ、それが結合のムラに繋がっていることが判明。攪拌作業の安定化が必要不可欠であった。

②需要に見合った生産体制の確立

従来の米麹製造もあり、稼働初期は後継者だけで製造しなければならず、1日あ

サポート内容

平成30年度補正ものづくり補助金の活用を提案し申請を支援

酵素とデンプンを均一的に結合させるために攪拌工程の機械化を検討。品質安定化に重要な攪拌の回数・時間や温度を管理・調整できる設備を導入するため『ものづくり補助金』を活用した。

申請書の作成を通して、その後の販路も考慮した製品コンセプトや、競合との差別化などの方向性を立案し事業計画を作成した。

▶製品コンセプトや差別化のポイント

酵素はデンプンと結合してブドウ糖に変化することから高酵素≒糖度40°Bx以上(一般的には32°Bx前後)を目標。併せて甘酒の調味料としてのニーズに着目し、高糖度を活かして砂糖の代用品として利用してもらうなど、甘酒に多機能性を付与することで差別化した。

サポート成果

①新商品酵素が活きた甘酒が完成

ものづくり補助金に採択され、その後も定めた目標に対して試作開発を続けたことで新商品『酵素が活きた甘酒』が完成した。早速、昨年反響のあったバイヤーと商談を行い、新たな取引に繋がっているほか、酵素の良さが伝わりやすい“健康”に関連するイベントに出店し、参加者から好評を博するなど順調な滑り出しを見せている。

②量産体制を確立

 設備導入によって従来の手作業と比べ生産量が約4倍に。また加工時間もほぼ半減したため、イベント出店など商品をPRする時間が創出できた。

【事業者の声】

補助金を受けるために作る資料や手続きが膨大でしたが、商工会の手厚いサポートのおかげで無事に採択を頂きました。補助金額も大きく、新商品開発や新事業展開など新しい計画を考えている方はチャレンジする価値はあると思います。