岐阜県商工会連合会

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No.22-20 経営の新フェーズを乗り切る販路開拓施策

事業内容

スペシャルティコーヒー豆専門店

従業員

0〜5名

支援分野

  • 販路開拓
  • 事業承継
  • IT化
  • BCP
  • 設備投資
  • 資金繰り
  • 創業
  • その他

強み・特長

【事業者の概要】
豆の生産から輸送、焙煎、保管など全ての工程において品質管理を徹底した最高グレードのスペシャルティコーヒー豆の専門販売店を手掛けている。
屋号は、『世界が空でつながっていつように、生産者の想いと消費者の想いをつなぐ存在になりたい』との願いから『焙煎幸房〝そら“』と名付けている。

【強み】
素材の持つ風味を楽しんでもらえるように、以下の2点を守り続けている。
・注文後の焙煎
・焙煎前と焙煎後、2回のハンドピック
 

相談内容・課題

【相談内容】
・生産におけるキャパシティを向上したい
・販路を開拓したい

【事業主が考える課題】
注文後の焙煎と焙煎前後の2回ハンドピックは、事業所の強みであると同時に弱みにもなると考えている。
現在、事業主が一人で店舗運営を行っているため、注文が重なった場合に生産が追い付かず顧客を待たせることになりチャンスロスが発生するということである。

支援内容・活用した支援メニュー

相談内容と課題を深堀りするためにヒアリングと分析をおこなった。
・ペルソナ分析、販路分析
・SWOT分析
・売上構成比率分析、CVP分析、安全余裕率、営業利益率の把握

【事業主が考える課題のブラッシュアップ】
事業主の考える課題の中で注文が重なる部分について、販売チャネルがwebと店舗の2パターンあること。
どちらも突発的単発的な受注であるため、注文が重なると対応が難しくなることや売上に波があることが分かった。

【課題の解決に向けての施策】
・チャンスロス改善のための焙煎機導入(岐阜県アフターコロナ・チャレンジ事業者応援補助金の申請)
・web受注顧客分散とユーザビリティ向上のためのwebサイト改修(大垣市経営基盤強化支援事業補助金申請)
・セールスイネーブルメント(BtoB、プレスリリース)

成果・改善効果など

・アフターコロナ・チャレンジ事業者応援補助金の 採択を受けて焙煎機を導入した。
【焙煎能力:申請前170kg/月→申請後272kg/月】

・大垣市経営基盤強化支援事業補助金によりwebサイト改修を行なった。
トップページチョイスコンテンツを削除し、FacebookからInstagramへ変更をおこなった。
顧客導線の強化を図り、webサイトのユーザビリティ向上を促した。

・大型ショッピングセンターPLANT6への卸販売決定。
卸販売という新たな収益源により収益安定化の基盤を構築できた。

・東海テレビによる報道、地元新聞による報道による認知度向上。

事業者の声

・開業して売上は順調に伸びていましたが、様々な経営課題が見つかりました。商工会に相談して、岐阜県アフターコロナ・チャレンジ事業者補助金や大垣市経営基盤強化支援事業補助金の申請支援をして頂けました。また、申請を通して経営状況や財務状況、経営課題、販路などもアドバイスを頂け自店の経営を見つめ直す良い機会が頂けました。
今回の経験をもとに、経営を拡大していけるようにしていきたいです。ありがとうございました。