岐阜県商工会連合会

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No.22-38 ソフトテニススクールの創業支援継続的な生徒確保のための取組み

事業内容

ソフトテニススクール(ジュニア対象)

従業員

0〜5名

支援分野

  • 販路開拓
  • 事業承継
  • IT化
  • BCP
  • 設備投資
  • 資金繰り
  • 創業
  • その他

強み・特長

ジュニア(小1~高校3年)を対象とした、ソフトテニススクール。“NOBU TENNI”として各市町村のテニスコートでソフトテニススクールを始めた後、岐阜西テニスクラブを本拠地とした県内初の「アスリートクラス」を持つ「岐阜西ソフトテニスアカデミー」を設立した。
代表は、世界選手権で5位入賞した経歴を持つソフトテニスコーチであり、企業の実業団在籍後、地元の少年団等の指導を行ってきた。数々の大会で多くの選手を入賞に導いてきた実績を持つ。

相談内容・課題

創業したばかりで右も左も分からず、経営を含めた税務・記帳などについても不安や心配があったが、何よりも生徒の獲得について悩んでおられ商工会を頼ってこられた。
創業以来主に口コミで生徒を増やしてきていたが、新型コロナウィルスの影響等で、大会会場での直接的な入会勧誘が行えず、なかなか生徒を増やす手段がないことや、対象がジュニア(小中高生)であることから、毎年生徒の入れ替わりがあり、コンスタントに生徒を呼び込むための体制を整えたいことと、知名度アップのための周知活動ができていないことに加え、知名度が上がった後に呼び込む手法(ホームページ等のツール)が無いことで、売上に結び付いてないことが喫緊の課題であった。

支援内容・活用した支援メニュー

R3.10月:商工会入会
R3.11月:ホームページ作成支援/IT個別相談会への参加を促し、専門家による指導のもと、生徒募集の入り口となるホームページの作成支援、SNSの活用支援を行った。
R3.12月:事業計画書策定支援/経営計画個別相談会への参加を促し、専門家による指導のもと、現状の把握と具体的な売上目標を明確にし、経営計画を作成した。
R4.2月:持続化補助金の活用/経営計画をもとに持続化補助金を活用した販売促進を行った。“現役プロ選手兼Youtuber”によるイベントを実施し、プロと触れ合う体験会を実施したり、Youtuberにスクールを体験してもらい、Youtuberのチャンネルで宣伝をしてもらい、その様子を自身のホームページやSNSでも宣伝した。
R4.3月:決算指導・自主記帳指導/補助事業のチラシ作成、Youtubeチャンネルの開設支援等を行った。
R4.5月:補助事業に伴う支援/補助事業に関する実施支援を行った。
R4.7月:SNSの活用支援/商工会主催のInstagram講習会や写真セミナーへの参加を促し、SNSの向上を図った。
R4.8月:販売促進支援/大野町商工会の共同広告を利用し、地元住民に対する認知度の向上を図った。

成果・改善効果など

ホームページやSNS(Instagram、Facebook)の整備と持続化補助金による補助事業の相乗効果で、補助事業後には「育成クラス」は3倍の生徒数に、「アスリートクラス」は2倍の生徒数になり、定員オーバーとなる程の成果があった。
現在は契約コート数を増やし、予約体制を見直すことで定員枠を増やして対応しているが、満員の日も多いため、コーチの雇用について検討している。
また、知名度向上によりプライベートレッスンは値上げを行うことができた。他にも、初心者対象の入会希望も増加した為、初心者クラスの開設を行った。補助事業後も来年度に向けた生徒の獲得の為に、定期的なイベント開催や情報発信を行っている。

事業者の声

右も左もわからない中、商工会に加入したことで本当に色々な面で助けていただいています。税務面、ホームページの作成、SNSの運用方法、事業計画策定による補助金活用、チラシの作成、その他細々した相談に乗っていただき、現在の事業に繋がっています。今後も引き続きご支援をお願い致します。