岐阜県商工会連合会

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事業者・創業者の皆様へ

No.22-45 コロナ対策と事業拡充による販路開拓

事業内容

ラフティング、シャワークライミングなどアウトドアアクティビティの提供

従業員

0〜5名

支援分野

  • 販路開拓
  • 事業承継
  • IT化
  • BCP
  • 設備投資
  • 資金繰り
  • 創業
  • その他

強み・特長

アウトドアの本場、北海道でラフティング事業の運営を学び、日本屈指の清流といわれる長良川の上流地域にて創業。
地域のラフティング市場の拡大とともに成長し、施設も少しずつ拡充を続けている。顧客がくつろげる和室・デッキエリア・温水シャワーが顧客から高い評価を得ている。
創業当時から小学生向けのラフティングツアーに力を入れており、特にファミリー層から支持を受けている。代表者のこだわりから「アウトドアの楽しさを子供たちが安心して楽しめるように」と子供用のスーツなどの備品の装備率が充実している。

相談内容・課題

コロナ対策の一環で貸切プランを始めたところ、売上は回復基調に。そういった経験から、アフターコロナの顧客マインドを意識した事業運営が必要と考えていた。
また新規参入者の増加によりやや収益性が低下していると感じていた。
顧客からは、現在提供しているアウトドアアクティビティ体験と同時にバーベキューやデイキャンプを希望する要望や声を沢山頂いていた。バーベキューについては他社を紹介していたが、増水や天候不順による中止の場合でもキャンセル料の対応が異なることや、バーベキューの際に施設を移動することに不満を声を頂いていた。
以前から10月以降の水温がやや落ち着き始める時期の集客が落ちてくることが問題点であった。

支援内容・活用した支援メニュー

小規模事業者持続化補助金の活用
デイキャンプ事業を開始する為のテントとタープを導入。夏のシーズン以降の需要喚起を図った。またドローンを導入し、今までにない視点や角度からの写真や動画撮影を行う事でデータ販売増加と顧客自身のSNSを使ったサービスの拡散を計画。受付スペース拡張とホームページリニューアルによる参加同意書のシステム化にも取り組み、参加者同士の接触や受付時の非接触化を図り、コロナ対策を徹底することで安心して参加できるサービスの提供に努めた。
チャレンジ小規模事業者応援補助金の活用
バーベキューを提供する為、キッチンスペース改装工事を計画し、飲食店営業許可の取得に取り組んだ。メニューは顧客が好む地の物として鶏ちゃんや鮎、明宝ハムを揃え、地域内で調達することで地域循環を意識したビジネスを目指した。併せてセルフバーベキュー場の整備を行い、ワンランク上のキャンプ用品を取り揃えることで、キャンプの楽しさを提案し、差別化に繋げた。また排水処理機器を導入し環境に配慮した整備を行った。

成果・改善効果など

コロナ対策の徹底
検温・手指消毒・施設内マスク着用・スタッフ体温告知・ワクチン接種者による接客など従来から実施しているコロナ対策に加え、受付スペースの拡張とWEB申込による非接触化を図ることで、感染拡大防止に努めた。
事業の拡充による販路開拓
デイキャンプ事業を開始することで、アウトドア体験と野外活動における非日常の体験を子供たちに感じてもらえる環境が整った。また、飲食店営業許可を取得し、バーベキューの提供が可能となった。これら事業の拡充を図ることで、年間を通じて安定した事業運営に繋がった。
売上・販売数の増加
ドローンを活用した写真や動画データの販売数は補助金活用前と比較して4倍に増加した。また、コロナ対策と事業拡充による販路開拓により売上は前年と比較し50%程増加した。

事業者の声

今までに3回ほど国や市などの補助金の申請のサポートをして頂きました。毎回アイデアや当方の意見を聞いて下さり、こちらの頭の中でぼやっとした部分をしっかり整理して下さり、基本的な構成や組み立てにも力を貸して頂いてます。事業の道しるべを一緒に真摯に考えてくだり、とても感謝してます。サポートして頂いた3回とも助成の申請がお陰様で通して頂いてます。今後ともご支援宜しくお願い致します。