岐阜県商工会連合会

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No.22-46 金融機関と連携して行うオンライン会議ツールを使ったDX販路開拓活動支援

事業内容

梅干し・干し柿等の製造

従業員

6〜10名

支援分野

  • 販路開拓
  • 事業承継
  • IT化
  • BCP
  • 設備投資
  • 資金繰り
  • 創業
  • その他

強み・特長

当社は女性が元気に働く、「梅干し」や「干し柿」等を手作りする食品製造会社です。「梅干し(商品名:延年しそ漬け梅)」は同社の前身企業である第三セクター時代から数えて、過去10年間で生産量を2tから13tに増加し売上を伸ばしています。「干し柿(商品名:延年蜂屋柿)」は郡上市内で収穫された蜂屋柿のみを使った商品で、甘くて粒も大きく、希少で付加価値の高い商品であるとの評価を受け、主にお歳暮商品として人気です。

相談内容・課題

設立時から販路開拓に意欲的で、多くの商談会や展示会に参加していましたが、コロナ禍を機にそうした商談会や展示会は軒並み中止となり、販路開拓活動は停滞を余儀なくされました。
また、同社の商品は土産商品等として道の駅やセレクトショップ等への卸販売が多く、行動規制・外出自粛によって需要が減少し、売上高が大きく減少しました。
コロナ禍においても継続して販路開拓活動を行い、売上を確保する事が課題となりました。

支援内容・活用した支援メニュー

オンライン会議ツール「ZOOMミーティング」を使用した郡上市商工会・八幡信用金庫 主催の商談会『オンライン・バイヤー商談会』を紹介し、郡上市外のバイヤー企業担当者との商談会に参加してもらいました。
『オンライン・バイヤー商談会』はDX支援の側面もあり、商工会がオンライン会議の設備を商工会相談室に準備して、遠方のバイヤーとサプライヤー企業となる郡上市商工会員をオンラインで繋いで開催しました。
商談会を円滑・効率よく進めるため、FCPシートや商品サンプル等の商談ツールを準備してもらい、商談に臨みました。

成果・改善効果など

2件のバイヤーとの商談に臨み、1件成約、1件が商談を継続する事となりました。成約したバイヤーは全国にセレクトショップを展開する会社で、地元産の材料を使用して丁寧に手作りしていることが評価されました。
商談継続となったバイヤーは東海エリアの道の駅・高速道路サービスエリアを運営する会社で、土産物ニーズに強い同社商品は更なる販路拡大に期待ができます。

事業者の声

オンラインでの商談会は初めてでしたが、コロナ禍でも感染リスクの心配をせず先方企業のご担当者様と商談できるのはとても便利でした。地方にいても、大手バイヤーと商談ができる事も魅力です。こうしたITツールをもっと活用していきたいです。