岐阜県商工会連合会

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No.22-47 女性客が利用しやすいサロンづくりのための取り組み

事業内容

理美容業

従業員

0〜5名

支援分野

  • 販路開拓
  • 事業承継
  • IT化
  • BCP
  • 設備投資
  • 資金繰り
  • 創業
  • その他

強み・特長

郡上市明宝でヘアーサロンを営んでいる。先代(父)の理髪店を引き継ぎ、平成14年に現在の場所に移転、ヘアーサロンとしてオープンした。地域内の高齢化が進む中で、車の運転ができないお年寄り向けの出張理美容サービスなど、地域密着型で経営している。先代からの理髪店のイメージが強く、客層は男性8割、女性2割の構成となっている。

相談内容・課題

<相談内容>
地域内の高齢化が進む中で、当店舗入口はバリアフリー対応ができていない。また、人口が減少する中で、理髪店のイメージが強く、男性客が多い現状から、新たに女性客の利用を進めていきたい。そのために、女性客が利用しやすいサロンづくりを目指したい。
<課題>
女性にとって入りづらい雰囲気を刷新すること
①階段の一段の高さが50㎝あり、パンプスをはく女性にとっては高すぎる。階段横に設置しているスロープも勾配がきつく、歩きづらい。②玄関はタイル貼りで、雨の日には滑りやすくなり、実際に転倒事故が起きるなど、安全面に不安がある。冬期は降雪により凍結することが多く、さらに危険な状況。③玄関扉がガラス製で重く、女性にとって入りづらい印象を与える要因になっている。④先代の理髪店のイメージが強く、さらに店頭にあるサインポールが、理容院のイメージを強く印象づけており、女性が入りづらい状況をつくっている。
①~④の問題を解決することで、女性にとって入りづらい状況を払拭する。(右上店舗写真は改装前) 

支援内容・活用した支援メニュー

①事業計画の策定支援
“女性客(40~60代)が利用しやすいサロンづくり”に向けた事業計画について策定支援を実施。
ターゲットへの効果的なPR方法、付随する取り組みについて提案。
②資金調達支援(小規模事業者持続化補助金の活用)
資金手当てに向け、小規模事業者持続化補助金の申請支援・実績報告書提出支援を実施。

成果・改善効果など

経営計画に基づく以下の取り組みにより、今後の売上向上につながる女性でも利用しやすいサロンづくりを実現できた。
玄関先の階段やスロープ、扉を改修したおかげで、地域の多くの人々の目に留まり女性でも利用しやすいサロンづくりができた。特に手すりは好評で店舗に入ってくるお客様から「とてものぼりやすかったわ」という声もいただいた。
・工事後に来店したお客様に感想を伺ったところ、「階段の高さが低くなって上りやすい!」「手すりがついてよかった。」と大変評判が良かったです。
4月1日~30日と5月31日~6月末日までの間で女性客の人数を集計したところ13人増になり、効果があったと実感している。

事業者の声

事業計画の策定から資金調達まで、相談に応じていただいたことで、今後の事業でやるべきことの見通しが立ちました。今後とも、支援いただきますようお願いいたします。