岐阜県商工会連合会

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No.22-54 コロナ禍の経営環境変化に対応するための販路開拓支援

事業内容

菓子製造業(パン製造販売)

従業員

0〜5名

支援分野

  • 販路開拓
  • 事業承継
  • IT化
  • BCP
  • 設備投資
  • 資金繰り
  • 創業
  • その他

強み・特長

平成24年9月に『窓売りのパン屋』としてスタートし、天気が悪い日や、冬の寒い日などはお客様に不便をかけていたため、平成29年2月に自宅駐車場を利用して、パン売り場専用の建屋を建設した。火・金のみの営業で、国産の小麦粉や自家製天然酵母などを使用しており、手作りにこだわった味わい深いパンを提供し、中身ギッシリでフワフワが自慢のパンが好評である。

相談内容・課題

①お客様自身がトレーにとる方式で、新型コロナウイルスの観点から衛生的に好ましくなかったため、お客様に衛生的にパンを提供したい。
②子連れのお客様がゆっくり安心して買いやすい店舗となっていない(子供の目線の位置にパンがあり、子供がパンやトングに触りたがるなど、子供の行動が気になって落ち着いてパンを選べない)。
③パンを個包装するため、パンが冷めるまで待たないと包装できない。また、ビニール包装のため見た目が悪く、ビニール包装の経費も余分にかかわるため利益率が悪化している。

支援内容・活用した支援メニュー

子連れでも購入しやすい店舗環境の整備事業(小規模事業者持続化補助金)
新型コロナウイルス感染拡大の影響により、お客様の非接触・非対面による衛生管理に対する意識が向上している。また、子連れのお客様がパン屋に行くことに、ハードルが高いと思っているため、衛生管理対策向上と子連れのお客様が買いやすい店舗環境の整備をするため「ショーケース」導入を小規模事業者持続化補助金を活用して行った。

成果・改善効果など

①衛生管理対策の向上
お客様がショーケース越しに注文を行うため、トング・トレイが必要なくなり お子様が商品に触る心配も無くなった。抱っこ紐の赤ちゃんの靴がパンに触れるなどの心配も無くなることで、子連れのお客様でも安心して購入できる店舗環境の整備を行う事ができた。
②焼き立てパンの提供が可能に
ショーケース導入以前は、粗熱をとったパンを個包装する必要があったため、焼きたてパンの提供が困難であったが、個包装の必要がなくなり焼き立てパンの提供が容易となった。
③売上点数の増加と経費の削減
お客様からショーケース越しに注文を受けるため、焼きたてパンやおすすめ商品を紹介する事ができ、売上点数の増加につながった。また個包装していたビニール袋の廃止により経費削減に繋がり利益率の向上となった。

事業者の声

新型コロナウイルス感染拡大の影響でお客様の衛生管理に対する意識の向上など、コロナの影響による経営環境の変化に対応するため、商工会の支援により小規模事業者持続化補助金の申請ができ、コロナ禍に対応した店舗環境の整備を行う事ができました。ありがとうございました。