岐阜県商工会連合会

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事業者・創業者の皆様へ

職人から経営者へ伴走型支援

事業内容

塗装・リペア(補修)

従業員

0〜5名

支援分野

  • 販路開拓
  • 事業承継
  • IT化
  • BCP
  • 設備投資
  • 資金繰り
  • 創業
  • その他

強み・特長

市内の企業で20年大手ハウスメーカー4社の内装部材の塗装を経験後、令和3年1月に開業しました。自動車の内装や住宅・家具等を修理・修繕する技術を身に付け、フランチャイズの「トータルリペア」に加盟し主に住宅メーカーからの受注が売上の9割。数々の受注に応えながら日々、技術の習得をしており小さなもの(床等のキズ)から大きなもの(玄関ドアやユニットバス等)までリペア(補修)可能。経営理念は「捨てない・取り替えないを大事にする」

相談内容・課題

創業して数か月後に、商工会に加入。事業主より塗装・リペア(塗装)の可能性は大きく、独立後自社ホームページの作成やSNSを活用した積極的な情報発信を実施したり、飛び込み営業を繰り返すなどしていたが、想定していた受注の獲得が難しい状況にあった。また、事業を進めていく中で塗装・リペア(補修)が不可能な素材は限られており、原料・燃料が高騰している中で新品を購入しなくても当店の技術・サービスで蘇らせることが可能で、今後様々な分野に事業展開できる可能性が高いと感じているがどのようにしていったらそれが伝わるか?などの相談を受けた。ヒアリングを行い、現状分析から①塗装・リペア(補修)の認知度が低いこと②パンフレット等の販促ツールが無い③あれもこれもできると考えてしまい事業が整理できていない④提供できる技術・サービスがわかりにくい等の課題が明確になったことから、改善に向けた支援を実施した。

支援内容・活用した支援メニュー

①現状把握と改善計画の策定
何度もヒアリングを繰り返し、現状把握を行い専門家派遣制度を活用して中小企業診断士の助言を受けながら課題解決に向けた事業計画策定を行った。また、曖昧だった価格設定などについても細かく助言を受けた。
②販路拡大、新規顧客獲得に向けた支援
塗装・リペア(補修)とはどんなものか?それによりどれくらい蘇るのか?など認知度向上及び販路拡大・新規顧客獲得が課題となっているため営業ツールの作成として小規模事業者持続化補助金を活用。市内新聞折込チラシ及びパンフレットの作成を実施。作成する前に専門家派遣を活用。専門家には、チラシ・パンフレット等のデザイン・製作に特化した専門家を選定。効果的な販促ツール作成方法だけでなく、今現在情報発信ツールとして活用しているinstagrmについても写真の見せ方や掲載文章についてもアドバイスを受けた。

成果・改善効果など

①事業計画書策定による事業の見える化
支援開始当初はあれもできるこれもできると考えていたが、再度事業計画書を策定することで事業の見える化が実現し、今後の事業展開していく方向が定まった。
②新聞折込みチラシ作成による新規顧客獲得と認知度向上
市内に新聞折込したことで、認知度向上に繋がり作業の依頼電話や問い合わせが20件程あり、新規顧客の獲得に繋がった。また、作業に伺った際に「これも直せる?」と追加の仕事の依頼や他のお客様を紹介していただくなど実際に受注に繋がったのはチラシ折込の12月~1か月間で8件あった。
③安定した売上確保の見込み
事業の方向性が固まったこと、販促ツールの準備ができたことでビジネスホテル業界への参入が実現。今後は従業員の雇用増も視野に入れながら、安定した売上確保が見込める。

事業者の声

独立・開業し、すぐに仕事が入ると想定していましたが現実は厳しかったです。創業前は商工会の存在を知らず、知人から紹介してもらい直ぐに相談に伺いました。いつも、局長を始め商工会職員の皆様は私の事業を見守ってくださり感謝しています。また、事業について自分自身では気付かないことが沢山あり、専門家からの指導は大変勉強になりました。今後も支援を続けていただき、私の一番の相談者であってもらいたいです。