岐阜県商工会連合会

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事業者・創業者の皆様へ

事業承継を見据えた事業の展開

事業内容

飲食業

従業員

0〜5名

支援分野

  • 販路開拓
  • 事業承継
  • IT化
  • BCP
  • 設備投資
  • 資金繰り
  • 創業
  • その他

強み・特長

一つ一つの料理について食材から調理方法にまでこだわり提供しています。地元ブランドの「飛騨牛」や「なっとく豚」をはじめとして地元食材を使ったものが多く、季節によって旬な野菜なども多く使用しています。また、2021年に地元に戻った後継者は、フレンチやイタリアンといった様々なジャンルの飲食店で経験を積んできており、培った料理技法を取り入れ新メニュー開発を行っています。これまでの店舗で運営にも携わっており、状況に応じた調理や商品提供にも臨機応変に対応することができます。

相談内容・課題

2021年に戻ってきた後継者が中心となって事業を行っています。提供するメニュー構成も昔から親しまれてきた定番メニューを引き継ぎながら、新メニュー開発も積極的に行っています。その中で、新メニューはフランス料理の技法なども取り入れており、若い世代のお客様を中心にご注文頂くことが多くなっています。一方、店舗については創業以降、改装を行っておらず昔ながらの定食屋の雰囲気となっています。そのため、提供する商品メニューとのギャップが出来ており、店舗の雰囲気とメニュー構成の統一感を出すことが課題でした。今後のプランとしてターゲットとしている顧客層が従来とは違うため、事業計画策定を行う必要がありました。また、現在後継者が中心となって店舗運営を進めることができていますが、今後代表者の変更をはじめとした事業承継を行うことが必要となっています。事業承継時期を踏まえて、事業承継後に円滑に事業を進めることができるように事業承継を計画的に行っていくことが課題となっていました。

支援内容・活用した支援メニュー

①事業計画の作成支援
当事業所はこれまで昔ながらの食堂として、地元の方を中心にご利用頂いており昔からのお客さんも多いため顧客層は年代が高い方が多かったです。2年前に後継者が地元に戻り中心となって店舗運営を行って以降、商品構成も変わりつつあり、若い世代の方の利用も多くなってきました。ターゲットとする顧客層が変わることも含め、事業承継も視野に入れた事業計画の検討及び計画策定を行いました。
②メニュー構成に合わせた店舗リニューアル
後継者が戻り新たな取り組みとしてメニュー開発を積極的に行っていますが、店舗の外観や内観は創業当時のままであり、メニューの種類と店舗のイメージが合っていませんでした。そこで、アフターコロナ・チャレンジ事業補助金を活用し資金調達を行い、店舗の外装及び内装の改修工事を行いました。

成果・改善効果など

①店舗改修による集客力強化
今回店舗改修を行い、店舗の外観および内装を現在提供しているメニュー構成のイメ―ジと合った店舗にすることができました。これまでの店舗は、開業以来改修を行っていなかったため、初めての方でも利用しやすいようにリニューアルを行いました。
②今後のプランの明確化
事業計画を策定したことで、新しい店舗が目指す方向性を明確にすることができました。これまで利用が少なかった若い世代をターゲットとするため、昼営業のみから夜営業も行う体制に変更しました。また、店内でゆっくりと過ごして頂くためにトイレを新設しお客様の利用環境の整備を行う等プランを明確にしたことで、今回の店舗リニューアルの内容にも繋げることができました。

事業者の声

今回店舗改修を行いたい旨の話をしたときに、相談に乗って頂くことができました。資金調達の手段として補助金の活用の提案を頂き、実際に申請を行う際にも、事業計画の策定を一緒になって作って頂くことができました。今後も経営に関して困ったことがあれば相談に乗って頂き、支援を頂きたいと考えています。