創業して間もなく、知名度向上のため個展を開催したいということで、個展出展費用の捻出の相談を受理。また今後の事業について、どのような施策で進めていけばよいのかまだ明確なビジョンができていないとのことで、一緒に事業計画を策定することと致しました。先ず、中小企業診断士による創業セミナーを受講していただき、経営とは何か、事業を継続していく上で必要なことを学んでいただくことと致しました。また策定した事業計画書を基にして、山県市が実施する山県市活性化補助金を活用して個展の開催をしていただくことと致しました。

①創業支援
山県市商工会が創業者向けに実施するセミナー「やまがた創業塾」を案内し受講して頂きました。中小企業診断士の講師のもと事業を営むために必要な準備、経営者に求められるスキル等を習得して頂き、5ヶ年計画の事業計画書作成まで実施。
②補助金活用支援
自身の個展を開催するための出展費用を山県市が実施する山県市活性化補助金を案内して申請。申請にあたり経営計画書作成支援を実施。

山県市活性化補助金を活用して、作品数１００点以上という大規模な個展を令和６年１月に開催することができました。来館者も想像以上に多く、半数近い作品がその場で購入の成約ができ、売上4,500千円以上確保することができました。今回の個展は自身2度目の開催でありましたが、前回以上の成果をあげることができました。
事業者の知名度は着実に向上しており、今回の作品は様々な書体の作品を展示したため、幅広い顧客のニーズに対応できたものと思われますが、個展であるため自分の書きたいものを作品としており、今後においてもお客様の要望に応えられる作品を提供できることをアピールすることが肝要であると思われます。

「やまがた創業塾」の受講は、講義内容のみではなく他の経営者（創業者）の考え方も参考になり、有意義な時間を過ごすことができました。今回、自身の中で一番大きな個展を開催するにあたり、商工会には準備段階から相談ができ、さらに補助金を活用できたことは非常に有難く感じましたし、商工会の支援を得られたことは不安の解消にも繋がりました。今後も事業継続、拡大を図っていきたいと思っておりますので、商工会には継続的なフォローをお願いしたいです。