岐阜県商工会連合会

  • 文字サイズ
  • 背景色

事業者・創業者の皆様へ

  • HOME
  • 支援事例
  • 野球グラブ「RAG de Lion」を世界で通用するブランドに!

野球グラブ「RAG de Lion」を世界で通用するブランドに!

事業内容

野球グラブの製造

従業員

0〜5名

支援分野

  • 販路開拓
  • 事業承継
  • IT化
  • BCP
  • 設備投資
  • 資金繰り
  • 創業
  • その他

強み・特長

・野球グラブのオリジナルブランド【RAG de Lion(ラグデリオン)】を展開。
・有名プロ野球選手や甲子園に出場する高校球児も愛用する知る人ぞ知るグラブブランド。
・ユーザーの視点に立ち指の向き、関節の動きから逆算したグラブ設計で、一つ一つ丁寧に縫製して仕上げたグラブは、フィット感く、使うほどに馴染むと評判。
・現在年間500ほどを製造し、全国のスポーツ用品店60店舗で販売。

相談内容・課題

・野球グラブの製造工程において、裁断を外注に依存しており収益性・納期に問題を抱えており、裁断工程の内製化及び、最新のCAD/CAMによる自動x裁断設備の導入に取り組みたい。
・さらなる事業の拡大に向けて、工場の拡張及び設備投資、人材確保に必要な資金を調達したい。
・アジア圏への販路開拓を目指すため、海外商標の出願にチャレンジしたい。
・ブランディングの強化に必要な広報宣伝を強化したい。

支援内容・活用した支援メニュー

①ものづくり補助金の活用
CADソフト及び自動裁断機を導入し、設計~裁断工程の内製化及び、新製品開発サイクルの短縮によるオリジナリティの高い製品づくりに取り組んだ。
②日本政策金融公庫のマル経融資と他の金融機関との協調融資
過大投資であるとして、金融機関等が貸付に難色を示すなか、設備投資計画を作成して投資対効果を示し、公庫、保証協会、金融機関のプロパーによる協調融資を実現した。
③INPIT岐阜県知財総合支援窓口との連携支援
台湾における商標出願に向け、INPIT担当者と連携して出願要件の確認を行った。
④ジェトロの中小企業等外国出願支援事業(外国出願費用助成)の活用
助成金活用を支援し、弁理士に依頼することで台湾での商標出願を実施した。

成果・改善効果など

①設備投資、人材確保による生産拡大
創業から10年、事業主一人では既に生産能力は限界を迎えており、生産と需要の観点から機は熟したと判断し大きな設備投資を実施。人材を新たに雇用することができた。 ボトルネックであった設計~裁断工程を内製化することで生産能力は飛躍的に向上し2倍を超える生産能力を実現。また内製化によるコストダウン効果により粗利益を2倍以上に高めることにつながった。
②新製品開発サイクルの短縮による独自性の強化と、競合との差別化
CAD/CAM裁断システムの導入により、金型を不要とすることで、考えたアイデアを数日で試作し形にできるようになった。新たなカットパターンを短期間で生産できるようになったため、ユーザーの要望に応じて革パーツのサイズや形状を変更するといった、フルオーダーのグラブを製造できるようになった。
③販路開拓による雇用維持と事業拡大に向けた基盤整備
設備導入により、これまで受注していなかった業務の新規の受注を得ることで、従業員の雇用維持に必要な売上を確保することができた。またブランディング強化による国内需要の拡大と取扱店舗数の拡充と、供給力アップが実現、更に海外販路の準備を行うことで、事業拡大に必要な基盤を整えることができた。

事業者の声

商工会の支援を受けることで、取り組むべき方向性が明確になり目標としていた工場拡張と設備導入、従業員雇用を実現することが出来ました。今後は世界で通用するグラブブランドを目指してブランドサイト、ECサイトなどの立ち上げなどブランディング強化に向けたサポートを期待しております。