岐阜県商工会連合会

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移住者の挑戦支援!~古民家キッチンによる地域活性化~

事業内容

レストランメニュー開発・アドバイザー、古民家キッチン営業

従業員

0〜5名

支援分野

  • 販路開拓
  • 事業承継
  • IT化
  • BCP
  • 設備投資
  • 資金繰り
  • 創業
  • その他

強み・特長

石井さんは、本場スペインでの修行経験を強みに、ヒルトングループ初の女性総料理長として軽井沢のホテルで腕を振るってこられました。令和4年に原風景が色濃く残る「山県市伊自良地区」に移住され、自身が採取・営農・狩猟した食材を活用した料理研究を続けています。また、自身のスキルを活かし、全国のホテル・レストラン等に対して、メニュー開発支援や出張講師を事業として行っています。

相談内容・課題

新規事業の「古民家キッチン」活用に向けた拠点整備
上記のメニュー開発や出張講師事業には、石井さん自身が出向くため、拠点は不要でした。一方で、近年は石井さんのもとでスキルを学びたいとの要望や、地場食材を活用した「食育体験」への需要が強く、現在の古民家では対応が難しくなってきていました。

支援内容・活用した支援メニュー

①古民家の改修(小規模事業者持続化補助金の活用)
上記「古民家キッチン事業」の開始のため、移住先である山県市伊自良地区の古民家をリノベーションしました。商工会主催の創業塾で経営計画の策定を学び、その計画書を基に、国の小規模事業者持続化補助金(創業枠)制度を活用しました。
②資金繰り支援(マル経融資制度活用)
①の設備投資資金を日本政策金融公庫のマル経融資制度を活用して調達しました。

成果・改善効果など

①古民家の良さを残したキッチンの整備
もともとの柱や梁の風合いを残しつつ、居間との仕切りを取り払うことで、対面式のキッチンとし、調理スペースを大きく確保することができました。
②地元高校の授業の一環としてメニュー開発を実施
古民家キッチンを活用した成果として、地元の県立山県高校とタイアップし、鹿肉ハンバーガーやスイーツ等の新規メニュー開発を実施しました。岐阜新聞等にも大きく取り上げられ、地元住民のみならず、市外からも多くの方に振舞うことが出来ました。これにより、石井さんの取組の認知度も大きく向上しました。

事業者の声

料理の道をずっと歩んでおり、経営については全くわからない状態で始めましたが、商工会では創業塾から、経営計画の策定や資金調達、地元高校等との連携など、多岐にわたって支援して頂き、大変助かりました。
整備したキッチンを活かして、メニュー開発支援やシェフへの指導を行うとともに、子供たちへの食育体験活動など、地域の皆さんへ恩返しができるよう、今後も挑戦を続けていこうと思います。