岐阜県商工会連合会

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No.22-08 コロナ禍における販路開拓と顧客満足度向上支援

事業内容

苺の生産販売、苺の加工食品生産販売

従業員

0〜5名

支援分野

  • 販路開拓
  • 事業承継
  • IT化
  • BCP
  • 設備投資
  • 資金繰り
  • 創業
  • その他

強み・特長

苺の生産・加工および販売・卸売を行う個人事業者である。
生産した苺および苺加工品は、系統出荷は一切せず全て自ら販路開拓した小売業者や一般消費者に直接販売をしている。
他園は、長い流通経路に乗せるため早採れをしているが摘みとってしまうと糖度は高くならず、収穫時点で苺の甘さは決まってしまうことから当園では一番美味しい状態で収穫し、その日のうちに出荷をしている。これは、生産者から直接、小売業者や一般消費者に販売しているからこそ可能な収穫方法である。

相談内容・課題

イベント等にも積極的に参加しながら着実にファンを増やしてきたが、新型コロナウイルス感染症拡大によりイベントの中止、販売数量の減少により収益が圧迫。新たな販売手段としてECサイトを立ち上げ全国展開にて売上を拡大させ経営基盤を強化していきたい。

支援内容・活用した支援メニュー

小規模事業者持続化補助金低感染リスク型ビジネス枠活用支援
1.自社ECサイトの立上げによる非対面・非接触販売
ポストコロナに対応するため自社ECサイトを立ち上げた。立上げた自社ECサイトにはカート機能と決済機能を搭載してオンライン上で注文から決済までの手続きが完了できるようになった。 また、商品カタログと注文票をダウンロードできるようにしFAX注文にも対応出来るようにした。

2.ECサイトでの販売に適した商品パッケージデザインの制作
コロナ禍においては家族や親しい友人と直接会うことが難しくなったことで、大切な人に“特別感”のあるギフトを贈りたいというニーズが高まっているため、“特別感”を感じていただけるようなギフトパッケージを新たに開発した。

3.安心して買い物が出来る直売所のオープン
ECサイトの他、当園が自ら管理する販売拠点として、新たにコロナ禍においても安心して買い物を楽しめるような直売所をオープンした。
補助金にて入口にはセンサー式の消毒液噴霧器を設置する等、業種別ガイドラインに沿った感染防止対策を図った。

成果・改善効果など

ポストコロナに対応するため非対面・非接触で買い物が出来る販売チャネルの確立が課題であったが、今回「カート機能」「決済機能」を実装したECサイトの立上げによりオンライン上で注文から決済までの手続きが完了できる事となった。加え、商品カタログと注文票をダウンロードできるようにすることでFAX注文にも対応出来ることとなった。
※当園の苺の生産・販売は1月中旬になる事から現在販売は出来ていないが今まででは考えられなった関東圏、関西圏からも問合わせが週に5、6件も頂けるようになった。

事業者の声

新型コロナウイルスの影響で厳しい経営環境であったが持続化補助金の活用により新たな事業展開を開始することができました。近隣だけでなく遠方からの問合せも頂くようになり大きな効果を生んで感謝しています。実際に販売に結び付く事が出来れば作付け面積の拡大や様々な商品開発も手掛けていきたい。