高山西商工会

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関係機関の方へ

思いを形にする~新商品開発から販路開拓までの一貫した支援の実施~

事業内容

令和4年度の支援ではSoielleソワーユの強みを明らかにし、付加価値を顕在化させ、販売単価の見直し、キッチンカーでの出店回数の増加などに取り組んだ。一方で、夏季の売上高の減少等に対して対策を講じる必要があった。そこで、売上の源泉をキッチンカーだけにするのではなく、通年安定的に販売できるSoielleオリジナル商品を開発することとした。「高タンパクで、低糖質なおやつを食べたい。」と思い浮かんだことをきっかけとして、強み①及び②を活かして、安心して美味しく食べられるジャーキーを作ることとした。代表、笠松町商工会の中島富巳経営支援員、岐阜西濃支援室の高橋正忠エリアマネージャーで、チームソワーユを結成し、新商品開発・販路開拓に挑戦した。

企業支援の概要

従業員

6〜10名

支援分野

  • 販路開拓
  • 販路開拓
  • 事業継承
  • IT化
  • BCP
  • 設備投資
  • 資金繰り
  • 創業
  • その他

強み・特長

Soielleは特別栽培農産物、有機野菜や化学調味料無添加などのオーガニック素材、ナチュラルフードを使用したお弁当、お惣菜を製造し、販売している。 ①強み 原材料へのこだわり 特別栽培農産物、品種にこだわった精肉を厳選して仕入れている。調味料等は化学調味料などを一切使用せず、心と体にやさしいものを使用している。 ②強み 調理へのこだわり じっくり時間を掛け、素材本来の栄養・風味等を引き出すなど丁寧な調理を行っている。 ③強み 自ら販路を切り開く営業力 販売会、マルシェなど自ら販路を切り開くための努力を怠らず、積極的に営業活動を行っている。徐々にファンがついている。

相談内容・課題

令和4年度の支援ではSoielleソワーユの強みを明らかにし、付加価値を顕在化させ、販売単価の見直し、キッチンカーでの出店回数の増加などに取り組んだ。一方で、夏季の売上高の減少等に対して対策を講じる必要があった。そこで、売上の源泉をキッチンカーだけにするのではなく、通年安定的に販売できるSoielleオリジナル商品を開発することとした。「高タンパクで、低糖質なおやつを食べたい。」と思い浮かんだことをきっかけとして、強み①及び②を活かして、安心して美味しく食べられるジャーキーを作ることとした。代表、笠松町商工会の中島富巳経営支援員、岐阜西濃支援室の高橋正忠エリアマネージャーで、チームソワーユを結成し、新商品開発・販路開拓に挑戦した。

支援内容・活用した支援メニュー

(1) 法務・補償の検討 許認可の問題で新商品の製造は委託することとなった。製造元との契約書が存在せず、賠償責任の所在が不明瞭であった。専門家派遣制度を活用し、弁護士の助言の下、契約書がないことによる生じ得る問題点を洗い出した上で、契約書に盛り込みべき項目を整理した。また、既存の保険による補償内容を確認し、補償内容の見直しを行った。 (2)パッケージデザインの開発 バイヤーからパッケージデザインの開発を依頼されていた。そこで、専門家派遣を活用し、デザイナーの助言の下、パッケージに盛り込むべき内容、デザインについて整理した。 (3)新商品の魅力の顕在化と磨き上げ 新商品開発のきっかけ、魅力、開発エピソードなどを整理した。訴求ポイントを明らかにすることができた。 (4)販路開拓 当初予定していた販売先に納めることができなくなったため、急遽、販路を開拓しなければならなくなった。そこで、販売先候補等を整理した上で、営業活動に取り組んだ。

成果・改善効果など

新商品が完成し、販売に至った。販売先も順調に見つかった。新規取引先(2024年2月26日時点):7件獲得(青木薬局、笠松天領の駅、みかど、hair salon nico、岐南めんりゅう、岐阜おみやげ川島店、無添加・無農薬などのこだわり生産者直売のオーガニックモール「たべるとくらすと」等。現在、百貨店バイヤーと商談中である。少しずつ認知度が高まり、リピーターも増えてきている。

事業者の声

新商品の「恵那どりのむね肉ジャーキー」は「添加物を一切使わない鶏肉のジャーキー」です。業界の慣習にとらわれない商品のため、製造先の確保が難しかったです。なんとか製造先を確保するも、製造方法にもこだわり、試行錯誤の末、添加物を使用しない安心・安全・美味しいジャーキーを生み出すことができました。創業以来大事にしている「身体に負担を掛けない、本当においしいご飯を食べてほしい。」という考えに基づき、挑戦を続けていきます。