柳津町商工会

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事業者・創業者の皆様へ

No.22-42 サウナハウスを併設し『ととのう』キャンプ場へ!!

事業内容

キャンプ場

従業員

0〜5名

支援分野

  • 販路開拓
  • 事業承継
  • IT化
  • BCP
  • 設備投資
  • 資金繰り
  • 創業
  • その他

強み・特長

当キャンプ場は、1976年(昭和51年)4月にオープンした歴史あるキャンプ場です。地域住民有志にて運営していましたが、規模が大きくなり1996年(平成8年)12月に法人化しました。60棟ものバンガローを有し、観光バスの駐車も可能な大型のキャンプ場で、学校関係のお客様などの需要があります。清流に面しており『豊かな自然』・『透明な川』を売りに『バーべキューや川遊び』を目的とされる多くのお客様にお越しいただいています。

相談内容・課題

以前は、都会の喧騒や日常生活から離れ、大自然のなかで非日常感を体験することを目的にキャンプ場に来場するお客様が多くみえ、『豊かな自然』・『透明な川』を売りに『バーべキューや川遊び』を楽しむという需要がありました。しかし、現在の需要は、”都会の喧騒や日常生活から離れ、大自然のなかで非日常感を体験する“という目的の変化はありませんが、グランピングや快適なキャンプ場施設でないと、お客様のニーズを捉えることが出来なくなってきています。
新型コロナウィルス感染拡大防止の観点から、アウトドアブームが再熱しています。アウトドア市場では、キャンプ需要が広がりを見せ、若年層からシニア層に至るまで幅広い層でのキャンプ人気が続いています。平日や冬季などの閑散期に一人で楽しむ「ソロキャンパー」も増加していますが、従来の「何もない環境で、自然を楽しむ」から、シャワーや水洗トイレが完備がされ、電源が使用でき、スマートフォンの電波の届く利便性のよいキャンプ場で楽しむキャンプ場へと需要が変化してきています。
この需要の変化に対し、オープンから45年以上経過し、施設が老朽化している当キャンプ場では対応できていませんでした。また、全面的に快適な設備への改装も資金的にも難しい。厳しい現状の中でも、何かしなければという強い想いから、既存のバンガロー等を活用して、巷で話題となっている『サウナ』を導入して“ととのう”キャンプ場にしていきたい。

支援内容・活用した支援メニュー

集客数が減少してきたキャンプ場に『サウナ』を導入して、集客を図り売上回復を狙う。
都会の喧騒や日常生活から離れ、大自然のなかで非日常感を体験することを目的としつつも、スマートフォンの電波が届き、電源完備・清潔な施設環境(バス・トイレ等)を求める現在のお客様のニーズを掴む。
令和4年度アフターコロナ・チャレンジ事業者応援補助金(県版小規模事業者持続化補助金)にて、既存のバンガローをサウナルームへ改装、サウナ装置を導入する申請を行い採択を受けた。しかし、様々な事情により、当初の計画から大きく変更することになり、変更申請に係る支援行いました。

成果・改善効果など

既存のバンガローを改装してサウナルームにする計画であったが、SNS等での見映えがよい樽型サウナルームを購入した。設置するには、安全性を考慮し閑散期を選択したため、令和4年12月下旬となり、本格的に稼働は出来ていない。今後、フリーペーパー等への掲載やSNS等への情報発信を行い、来シーズンからの集客に向け準備を進めている。

事業者の声

今回のサウナルーム設置計画は専門業者に申請書作成をお願いしました。採択後、変更申請等が必要と思わず、改装するより見映えのよいサウナルーム本体を購入してしまったり、諸事情で補助事業実施期間ギリギリになったりと様々な問題が発生しました。当社と専門業者と商工会担当者の3者でお互い連絡を取り合っていかなければならないと感じました。
国版・県版小規模事業者持続化補助金等は、我々のような小規模事業者にとって有意義な施策です。今後も継続いただけるとありがたいです。