八百津町商工会

  • 文字サイズ
  • 背景色

事業者・創業者の皆様へ

事業者名 高橋製瓦株式会社

取組内容
当社は昭和25 年創業(昭和29 年に高橋製瓦㈱の商号にて法人に組織変更)、現在は、屋根工事施工業を専業として、現在に至っています。2022 年には伝統工法に基づいて作られる「達磨窯瓦」の復興を目指し、岐阜県山県市美山地区に達磨窯瓦の製造工場を建設し、自社で達磨窯瓦を製造する体制を整えました。美山の瓦製造工場にて70 代後半の社員が働いているほか、時には女性の作業員が従事することがあります。しかし現状では、足場や設備、さらには空調環境など、高齢者や女性作業員にとって働きやすい環境とは言い難い面があるため、これを改善して高齢者や女性作業員にとっても働きやすい環境を整えました。
①瓦原土供給機の改良工事
高齢者や作業従事者に合わせた製造ラインの速度調整を機械的に行うための補助装置(インバーター)の設置工事及びフォークリフト安全を確保するため、供給機ホッパー回りの鉄工事をおこなった。
②作業場の整地工事
現状は舗装されていない窯場の屋外作業場でチェンソーによる木材切断作業・フォークリフト作業等を行っており、危険性が高かった。そこで地面の平行を取り、ぬかるみ防止及び水はけを改善して、安全に作業できる環境を整備するための整地・舗装工事を行いました(約40㎡)。具体的には既存土の盛土敷均及びRC砕石敷きを実施。
③窯周辺機具の改良
達磨窯焼成の窯を止める際の密閉作業について、現状は木材を重しに用いて転倒防止措置を施している状況でありましたが、これでは転倒の恐れがあり危険が伴っていました。そこで、安全を確保するための鉄製器具の改良を施しました。具体的には、焚口の鉄製の蓋の改良を行うとともに、火気熱風による機具の転倒崩壊を防ぐための鉄製補助器具の製作、取付けました。
④空調服の導入
夏場や火を焚く際の高熱環境での熱中症防止のため、ウェアの中に小型ファンがついた空調服を3着導入しました。
⑤暖房器具の導入
冬場の工場内(兼休憩スペース)には、現状暖房器具がないが、冬場作業や休憩時に体を暖めてもらうため、大型灯油ストーブを導入しました。
取組の効果・成果
新たな働く環境づくりに取り組んだ結果、瓦製造工場にて働いている70 代後半の社員からは、「以前に比べ安全で働きやすい職場環境が整い、転倒などのリスクが減り安心して働けるようになった。」との声があります。
《定性面》
①瓦原土供給機の改良工事
瓦の成形に使う原土を流す供給機の供給量を調整するインバーター(調節器)を設置したことにより、非熟練者でも作業可能となりました。また、供給機ホッパー回りの改良鉄工事したことで、原土投入時の安全性が高まりました。
②作業場の整地工事
整地・舗装工事(既存土の盛土敷均し・RC砕石敷きまで)を実施したことにより土壌の補強が図られ、地面は平行となり、ぬかるみ防止及び水はけ改善につながり、安全性が高まりました。
③窯周辺機具の改良
鉄製の蓋と焚口を2重に密閉する鉄製の蓋・砂箱の改良及び鉄製補助器具の製作・取り付けを行ったことにより、焚口の密封度が高まり火気熱風の噴出を抑制し、火気熱風による機具の転倒崩壊リスクを大幅に低減させることができ、安全性が高まりました。
④空調服の導入
空調服導入により、夏場の工場内や火を焚く際の高熱環境でも熱中症リスクを低減させることができた。
⑤暖房器具の導入
大型灯油ストーブを導入により、冬場作業や休憩時に体を暖めてもらうことが可能となり、職場環境が改善した。
《定量面》
①瓦原土供給機の改良工事
インバーター(調節器)により粘土の土錬機への供給過多が調整可能になり成形前荒地のロス率が3分の1程になった。また供給機回りの改良により安全性と共に粘土投入時の補助人員を削減することが出来た。
②作業場の整地工事
安全性・作業性が確保されたこととフォークリフトの動作性も改良されたことで薪材の作業量が増し倉庫収納の作業時間の短縮にもつながった。
③窯周辺機具の改良
鉄蓋の転倒防止器具により窯圧による蓋のずれや転倒は今のところゼロになった。窯の密閉度は瓦の色付けの品質に大きく影響するので安定した数量を確保するための補助機具の良い改良になった。
④空調服の導入
夏場でも作業出来る時間が増えたことと、体力の消耗が大幅に軽減された。
⑤暖房器具の導入
工場内での室内温度が3℃ほど暖かくなった。冬場の休憩時間などに各自車内で暖を取っていたことなどが少なくなった。
<補助対象期間の8月8日~1月9日の実績>
  • 事業者名
  • /高橋製瓦株式会社
  • 事業所在地
  • /岐阜県岐阜市
  • 従業員数
  • /0〜5名
  • 支援機関
  • /岐阜商工会議所