古川町商工会

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事業者・創業者の皆様へ

No.22-40 コロナ禍における新たな取り組みへの挑戦

事業内容

焼肉店

従業員

0〜5名

支援分野

  • 販路開拓
  • 事業承継
  • IT化
  • BCP
  • 設備投資
  • 資金繰り
  • 創業
  • その他

強み・特長

昭和50年に兄が経営する本店(垂井町)での従事を経て、平成4年に現在地にオープン。平日は主に近隣企業の従業員が来店し、休日には地元の家族連れが訪れる地域のシンボル的な焼肉店です。
お肉も県下で有名な養老町で毎日仕入れ、味や品質には自信を持っており、どの商品もお手頃な価格でボリュームもあり、訪れた人にたくさんの笑顔を提供しております。
従業員には息子も従事しており、創業30年を迎えましたが、これからも顧客満足度の向上と、売上増加を図るために様々なアイディアにより、更なる発展を目指して日々取り組んでおります。

相談内容・課題

①コロナ禍により、来店客数の見込みが立たず、時間が経過した商品は破棄をしなければいけない課題
これまでは、行事やイベント時には、ある程度の顧客数を見込めることができましたが、自粛の影響で顧客数の見込みが難しくなりました。そのため通常のお肉は店の業務用冷蔵庫では平均して3日しか持たないため、期間が過ぎたお肉は廃棄しなければならない課題がありました。
②テイクアウトメニューはバーベキューを想定した商品のみであり、コロナ禍に対応した商品開発を行う必要がある
コロナ禍により、来店客が少なくテイクアウト商品による売上確保を目指しましたが、提供しているテイクアウト商品はバーベキューを想定した商品のみであり、コロナ禍にも対応した商品開発をする必要がありました。

支援内容・活用した支援メニュー

①事業計画策定支援
自社の強みや弱みを把握し、現状のビジネスモデルの把握を実施したうえで、中長期目標の策定を支援。
②ビジネスモデルの構築
コロナ禍でも安定した売上を確保するためにテイクアウト商品の開発や、時間が経過しても肉の鮮度の落ちることのない商品を提供していくためのビジネスモデルの構築を支援。
③岐阜県アフターコロナ・チャレンジ事業者応援補助金の活用
岐阜県持続化補助金を活用し、時間が経過しても鮮度の落ちることのない商品を提供できるように真空包装機の導入を支援。

成果・改善効果など

①コロナ禍により、来店客数の見通しが立たず、時間が経過した商品は破棄をしなければいけない課題
岐阜県持続化補助金を活用した真空包装機の導入により、不安定な見込み客数でも、肉を廃棄をすることなく、安定した売上を確保する事が可能となった。<食品廃棄率が対前年比約30%減少>
②テイクアウトのメニューはバーベキューを想定した商品のみであり、コロナ禍に対応した商品の開発
コロナ禍でも安定した売上確保のため、既存のテイクアウトメニューのみならず、新たにファミリー層へ向けた商品を開始したことで、新規の顧客獲得に繋がり売上増加となった。<テイクアウト事業が対前年比約20%アップ>

事業者の声

コロナ禍という事でこれまで以上に厳しい経営状況ではありますが、岐阜県持続化補助金の活用による新たな機械の導入により、厳しい環境だからこそ有効な活動もありましたので、これからも商工会を通じて様々な取り組みを行ってまいりたいです。
また、日々の業務に追われて事業に関して考える余裕がありませんでしたが、営業自粛などの期間にこれまでの経営や今後の活動を考える時間を確保することができ、苦しい状況でも積極的に前向きに取り組んでまいりたいと思います。 
そして、近い将来息子へ事業を引き継いだ時でも、スムーズに事業を進めていけるように今から経営に関する知識や経験を商工会と一緒になって考えていきたいです。