東白川村商工会

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事業者・創業者の皆様へ

No.22-19 デジタルとリアルを融合させた販路拡大支援

事業内容

電化製品小売・電気工事

従業員

0〜5名

支援分野

  • 販路開拓
  • 事業承継
  • IT化
  • BCP
  • 設備投資
  • 資金繰り
  • 創業
  • その他

強み・特長

当店の強みは何と言っても顧客からの信頼が厚い事です。電化製品はどこでも同じ商品を購入できるが、そのご家庭に合った商品を提案するため些細な事でも相談してくださいます。顧客管理もデータ化されているため、いつ何を購入されたか、何が故障したかアフターフォローも素早く対応出来ます。さらにパナソニック修理技術認定店つまり修理のプロがいるお店として認定されており、これらの技術面、接客力の強みを持って顧客満足度の高いお店です。 

相談内容・課題

・顧客の25%が65歳以上、顧客の高齢化が進んでいる。
・量販店やネット販売ににより売上の確保が難しくなり、価格で対抗することが難しくなっている。
・ネット販売で購入した商品の修理を持ち込まれる事もある。

この様な課題に対し、チラシを新聞折込やポストインなどにより販路の拡大を行ってきたが・・・
ある日、その方の通勤経路にある当店に家電量販店の見積を持って「この家電が欲しいんですが」と来店され、後日見積をお渡しするため当店のLINEを登録してもらいました。結局購入には至りませんでしたが、「また相談に来ます」と言って帰られました。どうして当店に??と聞いてみたところ「毎日通勤する時に、あ~電気屋さんがあるなって思って見てたんです」とおっしゃってハッとし、商工会へ相談にみえました。

支援内容・活用した支援メニュー

活用した支援メニュー
・小規模事業者持続化補助金
・大垣市経営基盤強化支援事業補助金

この2つの補助金を活用してデジタルとリアルを融合させた顧客コミュニケーションを図る事業を行いました。
具体的にはデジタル看板を使って売り出しのお知らせや季節商品のお知らせなどを最適なタイミングでお知らせしつつリアルではチラシや保存用販促カードを使って具体的な商品をお知らせする。また、店舗前にタペストリーを作成しましたが、ここでもLINEやインスタグラムへ誘導するための大きめのQRコードを掲載するなど工夫を凝らした物を作成し店頭へ掲げました。

成果・改善効果など

看板設置後は売出しの日程、季節商品や施工についてのお知らせや、梅雨時期には衣類乾燥除湿器の無料貸し出しなど季節ごとのサービスを最適なタイミングで情報をお届けする事が出来ました。お客様からは「貸し出しもしてもらえるから助かります」などの声を頂きました。他にもデジタル看板設置について「ついつい見てしまう」といった声もいただき、補助事業期間の問い合わせ件数は12件その他新規来店者数も18件増え売上の拡大に繋がりました。
購買までの情報収集が多様化している中、デジタルとリアルを使って二段階でお客様へアプローチは両方のメリットを活かす事が出来た。今後もLINEやインスタグラムで繋がったお客様へのアプローチを強化して行くことを考えています。

事業者の声

補助金申請書の作成など、どのように書けばいいか分からない事ばかりでしたが、記入順にヒアリングや作成支援を頂きながら提出する事が出来ました。書いていく中で当たり前だと思っていいとことが当社の大切な強みであったことや競合分析によって他社との差別化に気付けたなど、補助金申請を通じて事業計画をたてたことは当社にとってプラスになりました。今後も何かあれば商工会に相談しようと思います。