新製品の販路開拓・顧客獲得と経営力向上のための支援
新製品の販路開拓・顧客獲得と経営力向上のための支援
事業内容
木材製品の製造、加工
従業員
11〜20名
支援分野
- 販路開拓
- 事業承継
- IT化
- BCP
- 設備投資
- 資金繰り
- 創業
- その他

強み・特長
昭和52年に先代社長が創業、大手メーカー製キッチンの部材やキャビネット部材を主力とし、充実した設備と経験豊かな人財を有し、最終検査まで一貫生産により小回りの利く生産体制、不良率の低さに評価は高い。また、店舗什器や家具といったオーダーメイド製品、自社製品の企画・開発も手掛け、OEM製品のパーツ生産と自社製品・オーダーメイド製品生産の2つの柱で事業を展開している。平成27年に法人成り。令和3年、現社長が承継。
相談内容・課題
自社の技術が活かせる製品として開発したキャットウォール『CATTOPIA(キャットピア)』について、メッセナゴヤでの展示や試作品のモニタリングにより需要調査や改良を進めてきが、受注確保・生産準備を本格的に行うために展示会への出展など積極的に取り組んでいきたいと相談。事業者の商談スキル、マーケティング力、情報発信力など、経営力全般を高めることが必要であり、成果創出のために展示会出展などを通じて伴走支援し、経営力全般の向上をサポートすることとした。
支援内容・活用した支援メニュー
技術力を活かした製品・展示会出展・販路拡大を目指し、市場性がある「キャットウォーク」に取り組むこととなり、令和3年度アフターコロナチャレンジ事業者応援補助金を活用した試作品作製・PR動画制作の支援をするとともに、メッセナゴヤやイオンモールで設けた展示ブースでの「キャットウォール」の展示によるBtoBおよびBtoCに向けた需要調査の支援やINPIT知財総合支援窓口を利用し商標・意匠登録の検討など販売に向けた支援を行ってきた。今年度は、今後、発注元パートナー企業と連携して本格的に販売を進めることから、受注確保と生産体制準備のため需要調査・販路開拓を目的に東京ビッグサイトで開催された家具インテリアの展示会「アジア・ファニシング・フェア」に出展した。出展に際しブランディングやプレスリリースについて全3回開催した経営戦略セミナーに参加することで経営力向上を図り、伴走型小規模事業者支援推進事業補助金補助事業により出展に係る伴走支援を実施した。
成果・改善効果など
展示会ではペットインテリアが集まったエリアに出展することで、商材を探すなどの目的を持った来訪者に興味を示してもうことができ、百貨店やECショップ、家具卸・小売やハウスメーカーなど販路開拓に繋がりそうな業者から、出版社やデザイン会社、イベント企画会社などの業者もあり、幅広く興味をもってもらうことができ、アンケート回答は事業者30社・一般10名、67名と名刺交換を行うことができた。展示会以降4社と商談し、住宅建材総合卸会社のカタログ掲載、総合インテリア販売会社のECショップで販売されることが決定し、家具・インテリア用品販売会社とペット専用賃貸会社と交渉中である。また徳島県の工務店から社内展示品として注文があり納品が完了している。今後は、エキスパートバンク事業で専門家個別相談により抽出した課題である、エンドユーザーを見据えた取引先開拓、ブランドサイト立ち上げやモニター募集によるPRや認知度アップ、インテリア性や機能性など付加価値のある商品への改良に取り組む等々、課題解決と販売戦略の確立のため継続して支援をする。
事業者の声
自社製品であるキャットウォーク「キャットピア」の販路開拓のため商工会へ相談しました。展示会に出展することを第一目標に尽力していきましたが、商工会のご支援で沢山の方に知ってもらうことができました。その後は定期的に販促活動にご協力いただき新規の取引先も決まりました。今後はブランドサイトの開設やインテリア性の改善に取り組むとともに、販売戦略や課題解決など商工会にご支援いただきたいと思いますので、よろしくお願いします。