東白川村商工会

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事業者・創業者の皆様へ

世界遺産白川郷の魅力を発信する「バウムクーヘン」による新事業展開

事業内容

土産物商品企画、卸売業

従業員

0〜5名

支援分野

  • 販路開拓
  • 事業承継
  • IT化
  • BCP
  • 設備投資
  • 資金繰り
  • 創業
  • その他

強み・特長

飛騨・郡上地域のサービスエリアや土産物店へ「自社で企画したオリジナル商品」等の卸しを行っている。商品の企画においては、白川郷を舞台としたアニメとのコラボ商品や、世界遺産「白川郷」の魅力を発信することを意識した商品を取り扱い、こういった商品の企画力が取引先から好評を得ており、当事業所の特徴となっている。
農業事業も主力の一つであり、白川村の気候や風土の特徴を生かした農作物の育成にも力を入れている。
近年、後継者となりうる二人の娘が帰郷し事業に携わる。

相談内容・課題

後継者である二人の娘さんが白川郷の合掌家屋を活用した「原材料、加工場所が白川村である」ことをコンセプトとしたバウムクーヘンの店舗を新事業として立ち上げたい。資金面で事業再構築補助金(第10回)の活用を計画しており申請支援もお願いしたい。国内外から年間210万人が訪れる世界遺産「白川郷」は「合掌を守る会」を中心とした組織により、景観等を守る保全活動が行われており住民憲章である「売らない・貸さない・壊さない」を原則とし「景観を乱さない店舗づくり」「ごみを排出させない商品提供」等、世界遺産「白川郷」にふさわしい店舗づくりが求められている。

支援内容・活用した支援メニュー

➀経営計画策定支援
経営理念を確認し、経営方針、経営目標、ターゲット、経営課題の設定を行った。コロナ禍後の観光需要を把握し、中・長期の経営計画の策定を支援。既存事業とのバランス、事業承継も含めた経営計画策定支援を実施した。
②事業再構築補助金(第10回)申請支援
上記「経営計画」を基に申請支援を実施。採択後の交付申請支援を実施。
③後継者に対する経理支援
後継者に対し、会計ソフトの操作方法等、会計処理について個別支援を実施した。
※県連広域推進課及び飛騨ブロック広域支援室の専門経営指導員の支援協力を得ながらサポートを実施。

成果・改善効果など

事業主である父も後継者となる娘の若くて柔軟なアイデアを尊重し新事業を含めた経営計画策定を見守る形となった。これまでの販売店中心のビジネススタイルから直接消費者へ販売するビジネスモデルへ変革し、店頭で直接販売及びサービスを提供する。強みである「企画力・行動力」「合掌造りの店舗」「自社生産した農産物」を軸に新事業を実施する予定である。※2月末現在交付申請中。

事業者の声

世界遺産「合掌集落」がある白川村もコロナ禍で厳しい経営状況が続きました。そんな中、新しい事(夢)に挑戦することに躊躇しましたが、商工会に相談し経営計画を策定することでやる気と自信が満ちていきました。
今後、サービス面や販促など事業の安定化、数年後の事業承継に向けて引き続き支援をお願いします。