高山北商工会

大手サロンより独立し、個人にてフェイシャルエステを開業。開業に伴い自宅敷地内に店舗を建設する計画でスタートし、その店舗が完成するまでの間は自宅の一室にて施術を提供しておりました。
店舗建設においては金融機関からの借入をするにあたり資金計画を含む事業計画書作成の必要性があり、更に創業に必要な準備、個人事業経営者としてのスキル習得、決算・確定申告における記帳の方法、会計・税務知識習得など、創業者が通常抱える悩みを全て背負っての独立開業でした。
創業準備段階で様々な疑問や不安が捻出されてきたこともあり、創業者、経営者として最低限必要なスキルの習得、最低限やらなければならないことを整理して、事業開業を進めて行く必要がありました。　

①創業支援
R３年度の中小企業診断士が実施する創業セミナー「やまがた創業塾」を案内し受講して頂きました。事業を営むために必要な準備、経営者に求められるスキル等を習得して頂き、5ヶ年計画の事業計画書作成まで実施。

②税務支援
商工会において定期的に実施する税理士の個別相談会に参加し、帳簿の意義、記帳方法等を学んで頂き、自分で日々の収支を記帳できるようになりました。また税務の仕組みについても理解されました。

③補助金活用支援
店舗建設に伴い山県市活性化補助金を創業枠にて申請。申請にあたり経営計画書作成支援を実施。

「やまがた創業塾」を受講し、創業に必要な準備、経営者としての心構え、経営に必要なスキル等を習得することができたおかげで、創業者としての様々な不安が少なからず解消でき、また事業計画書の作成方法を習得することで、創業資金としての金融機関からの借入もスムーズに行うことができました。
さらに販路拡大のための店舗建設においても、創業塾修了者として山県市が実施する山県市活性化補助金「創業型事業」枠で申請し補助金を活用できたことは、開業して日も浅く資金繰り不安定な中ではとても有効でした。今後も商工会として開業後のアフターフォローとして定期的な巡回により、顧客動向調査、資金繰りのヒアリング、税務申告等の支援を継続し、伴走型支援を実施致します。
　

開業間もない状況下で、色々と不安を抱えている中で「やまがた創業塾」を受講でき、その創業枠を利用して山県市活性化補助金を活用できたことは非常に有難かったです。創業者は創業準備段階から資金繰りも厳しく、色々と準備することが多い中で、商工会の支援を得られたことは不安の解消に繋がりました。今後も事業継続、拡大を図っていきたいと思っておりますので、商工会には継続的なフォローをお願いしたいです。